フォトシルクプラスで後悔しないために知っておくべきこと

2020/04/15

フォトシルクプラスとは、光源がUPLと呼ばれメラニンへの反応性が高く、他の施術では難しかった薄いシミや色ムラ、点在したソバカスにも効果が期待できます。広い照射面により治療時間を短縮・ダウンタイムも少ない施術です。施術後に絆創膏などの必要もなく、すぐにメイクが可能であるため、当院でも人気のあるメニューです。
そんな万能なフォトシルクプラスですが、受けた後に「こんなはずじゃなかった」と後悔している方もいるようです。
しっかりと、受ける施術のメリット・デメリットやダウンタイムなどを知っていれば、回避できる副作用や合併症などもあると考えられます。
フォトシルクプラスを受けた後に後悔しないよう、今回は副作用やリスクを中心にご紹介していきたいと思います。

やけどしてしまった
お肌に対するダメージが大きすぎる場合、もしくは日焼けや炎症によってお肌の状態と出力のバランスが合っていない場合に起こりうるトラブルです。しっかりと医師が診察し、お肌の状態に合わせた照射を行えば、非常に稀な症状です。

くすみが悪化した
お肌ダメージが強すぎるが、やけどまでは至っていない状態です。やけどと同じく、診察や治療時の調節により避けられることが多いです。
肝斑の出現・悪化
肝斑は、様々な原因が複雑に絡み合って悪化します。これはすべてのレーザー治療などのリスクと言えます。予期できない場合もありますが、しっかりと診察・問診を行い、治療の際照射出力の調整や、予防的内服を行うなどの対策を行えば避けられることが多いです。また、肝斑があるけれども他の部分に照射したいというお客様に対しては、肝斑部分をテーピングして、悪化しないように治療を行います。

毛（毛髪、うぶ毛、眉毛、まつ毛など）が焦げた
照射の際に毛が焦げてしまう例があります。うぶ毛以外は、目元カバーの装着状態の調整やテーピング、照射時の調整で避けられます。

ホクロが変化した（薄くなる、濃くなる、大きくなるなど）
フォトシルクプラスでホクロが除去できることは非常に稀です。通常は薄くなるのみですが、稀に濃くなったり大きくなる場合もありますので、テーピングなどで保護するのが無難です。

光アレルギー症状
元々光に対してアレルギー体質を持つ方、または光過敏症を起こす薬剤などの服用中の方などが治療を受けた際に起こり得ます。
そのため光アレルギーのお客様は治療をお断りさせていただきます。カウンセリング時に必ずお伝えください。

照射後シミ・そばかすが濃くなった
照射2～3日後に反応の良い部分が濃くなる「黒浮き」と呼ばれる現象が起きる場合があります。その浮き出たようなシミやそばかすは即日～1週間程度で自然に剥がれてきますので、色素沈着を防ぐためにも無理に剥がさないようご注意ください。（※黒浮きは出ない場合もあります）
また、人と会う予定があるので、黒浮きを無理に剥がして後悔した……という方も少なくないようです。大事な日程などがある場合、その日から１週間程度は余裕をみて治療を受けてください。

以上フォトシルクプラスで起こりうるリスクなどについて説明させて頂きました。

フォトシルクプラスは非常に安定した機器であり、治療に伴うリスクはとても少ないです。機器を適切に扱い、しっかり診察してお肌の状態を把握していれば、上記の通り避けることのできるリスクがほとんどです。
治療を受けて後悔することのないように、しっかり治療に関する知識を持って施術を受けましょう。
●フォトシルクプラス
フォトシルクプラスの詳細